システム導入の失敗

社内にIT部門や先任者を抱えてない企業でも何らかのシステム導入が必要なケースがあります。これは経験も知識も社内にない状態でのITシステム導入プロジェクトとなるわけですが、経営にとっての期待通りの効果が出せるのか、また、要する費用や期間は適正なものになるのかなどの面においてとてもリスクのある取り組みと言えます。

また、外部ITベンダーの活用で気を付けなければならないのは、注意しないと発注企業とベンダー側は利益相反が起こりえるということ。発注企業が”低い費用”と”高い効果”を望むのに対し、どうしてもITベンダは”高い対価”と”少ない手間”を求めます。その結果、ITベンダーは顧客企業の経営戦略を強化したり収益を上げることよりも、役に立たずともより簡単に高く売れる機能やシステムを提案・納品することにモチベーションをもってしまうのです。ちなみにこれはITシステムがパッケージ製品でも独自システム開発でも同様です。

私たちは、この問題を解決するために発注企業とITベンダーの間にIT専門家として参画します。業界用語ではオーナーズコンサルティングの提供とも言います。ITベンダーを適正に評価、選定すること。専門知識の偏りから知らず知らずのうちにITベンダー側に都合のよいシステムとならないように牽制し、発注企業にとって適切な予算と開発期間、また期待効果の最大化を追求します。

また、システムの種類によっては、アジャイル型と言った高い柔軟性を持たせたシステム開発を採用し、より貴社の経営戦略に沿ったシステム開発がなされるようサポートします。